兵庫県の中央である丹波市の北。
日本海側と瀬戸内海側へ流れる川の最上流に位置し、綺麗な水と豊かな土壌、盆地特有の恵まれた気候を持つその場所で、安心して食べてもらえるよう出来る限り農薬を減らし、自然に近いままの美味しい米づくりを行う宮垣農産。
宮垣さんの「農薬85％減コシヒカリ」は、安心して食べられる米作りに25年以上も取り組み続ける農家のこだわりによって作られています。
「お米の王様」とも呼ばれるコシヒカリの、粘り気がある食感と旨み、炊きあがりのみずみずしさを、そしてエネルギーを作り出す代謝を助ける働きのあるビタミンB群や食物繊維の豊富な玄米の噛めば噛むほど甘みを感じる食べ応えを、安心と共にお楽しみください。

農作物を育てるために現在では欠かす事が出来ない農薬には地域ごと・作物ごとに通常使用される成分や量が国によって示されています。
兵庫県の水稲では20成分が通常使用される農薬とされていますが、宮垣さんの「農薬85％減コシヒカリ」は除草剤を１回のみ、20成分中３成分しか使用していません。
県の基準量を85％近く減らして作られていることになります。
25年以上前から培われてきた「人の口に入るものだから安心して食べられるものを」という想いと、１年かけて作られる自家製の堆肥づくりや土づくりをはじめとした農薬を減らす技術やこだわりが、おいしく安全なお米を作っています。

宮垣農産では農薬を減らしながらも生産量は多く、大規模農家として確立するため25年以上も前から試行錯誤を続けています。
米作りに使用しているのは、魚汁で発酵させアミノ酸化した自家製の完熟堆肥。
通常農薬によって害虫が稲につくことを抑えますが、完熟堆肥を使用することで害虫を抑え、農薬に出来る限り頼ることなく健康な稲を育てています。

宮垣農産では、稲刈りを終えてすぐの10月に来年度の土作りを始めます。
気温が18度以下になると有機肥料のなかの微生物が活動を止め、土の中の藁を分解しなくなる為、土の中に生息する微生物の働きを一層促せるよう、早くから有機肥料をまき、来年度に向けた土づくりを行っています。

収穫後のお米を乾燥させる際、二段乾燥を行っています。
乾燥機をそのまま使用すると上の方と下の方で乾燥にばらつきがうまれ、場所によってひび割れの多いものが出来ることがあります。
二段乾燥を行う事で、暖かい昼に乾燥させ夜に温度をさげる天日干しで乾燥させた時のようにひび割れを減らした形・質の良いお米を作ることが出来ます。

丹波市の北、日本海側と瀬戸内海側へ流れる最上流に位置する水源に近い関西の中でもひと際美しい水を使用し、お米作りを行っています。
また上流だからこそ、そこから流れる水はのちに人の口に触れるもの。
宮垣農産では自らが使用したその後の水が及ぼす環境も考え、農薬の使用を削減した米の栽培に取り組んでいます。