漢方の里である丹波市山南町で育つ薬草「当帰（トウキ）」の茶葉を生地に練り込んで作られた、ほのかな当帰の風味やさわやかな後味をお楽しみ頂ける「とうき葉せんべい」を５袋セットでお届けいたします。
この「とうき葉せんべい」は薬草をもっと身近にという想いのもとに様々な活動を行う「兵庫医療大学薬活オウルズ」の監修のもと作られたお煎餅です。

丹波市の山南町（さんなんちょう）に昔ながらの素敵なお店構えのお煎餅屋さんがあります。70余年もの間、《丹波の味》を作り続けてきた煎餅一筋のいづみや製菓さんです。
「おじいちゃん、おばあちゃんたちが孫たちと、笑顔で囲みたくなる素朴なお菓子・味をずっと伝えていきたい」
そんな想いを込め、安心・安全にご家族みなさんで楽しんでもらえるように食品添加物をほぼ使わずに一枚一枚丁寧に昔ながらの伝統の製法で焼き上げられています。
古くからある丹波の、しいては日本の味や食文化を守り続け、『丹波の夢菓子（むかし）ながらの味』を今に伝えるために。

いづみや製菓さんがある丹波市山南町は、実は江戸時代から続く全国でも有数の薬草の産地です。
とうき葉せんべいにつけられた「とうき」は「当帰」という薬草の名前のこと。
当帰はセリ科の植物で、その根っこは体を温め血液循環を整える効果があり古くから漢方薬の原料として活用されてきましたが、葉の部分はこれまで捨てられてきたそう。
しかし、当帰の葉にもさまざまな有効成分があることがわかりはじめています。
そんなトウキの葉といづみや製菓を結び合わせたのは、薬草をもっと身近なものへという想いのもと薬草についてのイベントの開催などをおこなっている「兵庫医療大学薬活オウルズ」です。
薬活オウルズはこれまで捨てられてきた当帰の葉を活用していこうという活動を行っており、薬活オウルズ監修のもと地元の企業が作り上げた当帰の葉を使ったお茶やうどんなどがこれまで販売されてきました。その活動のなかで山南町で古くからお煎餅を作り続けるいづみや製菓と薬活オウルズが出会い、とうき葉せんべいがうまれることになったのです。

ほのかな当帰の風味やさわやかな後味をお楽しみ頂ける「とうき葉せんべい」を５袋セットでお届けいたします。

セリ科の植物である当帰の葉そのものはセロリのようなすっきりとしたさわやかな香りが特徴でミントのような香りがすると話す人もいるとか。
そんなとうき葉の独特のクセを活かしながら、お菓子としての風味を大切に作り上げられたとうき葉せんべいは当帰の葉の部分を煎じて生地に練り込んでおり、ひかえめな甘さやほんのり香る当帰のさわやかな香りで後味もよく、やさしい口当たりをお楽しみいただけます。

このとうき葉せんべいには大学院生が考案したキャラクターである『トウキン』が焼印されています。トウキンが手に握るのはもちろんトウキの葉。
大学院生たちが地元の子供たちと一緒に壁面ペイントをおこなった際にうまれたキャラクターなんだそうです。
このトウキン、なんとも愛らしくあたたかいイメージが《体を温める作用のある当帰にぴったり》であることからとうき葉せんべいをはじめとして、薬活オウルズが監修したその他の商品にも登場しているんだそう。

食文化も時の流れとともに変化していくけれど、「ご家族みんなで楽しめる味を」という職人の今も昔も変わらないこだわりとまごころが一枚一枚に詰まったいづみや製菓のお煎餅。
70年余り続く老舗が作るどこかなつかしさを感じるような、優しい味わいのお煎餅とともに素敵な時間をお過ごしください。